才能に気づかせてあげる。
最近、グラビスサッカースクールではリフティングに取り組んでます。
選手それぞれに最高回数を聞き、そこから一人一人に目標回数を設定し、チャレンジしてみようと。
このリフティングチャレンジから10日、最高回数記録を更新する選手が15名以上出てきました。(今グラビスのスクール生は26名です)
もちろんリフティングの最高回数が増えてくれたりしたら指導者の僕としても嬉しいのは嬉しいですが、狙いはそこではなく、「努力すれば良い結果が返ってくる、努力しなければ良い結果が返ってこない」ということを小学生の間に学んでほしい、そんな思いから今回のリフティングチャレンジに取り組んでもらってます。
正直言うと、リフティングをある程度の回数をこなすことに才能は全く必要ないと考えてます。
補助輪無しの自転車に乗れるようになる、そんな感覚です。
リフティングの最高回数を目指して更新していくことによって、少しずつ自信をつけていって、サッカーだけでなく色んな事を前向きに捉えていってほしい。
才能はあるかないかではなく、気付くか気づかないか。
才能の無い子どもなんていない。
以前、子どもたちに「自分が才能あると思う人、手挙げて〜」と聞くと、誰も上げませんでした。笑
今、リフティングチャレンジで最高回数の更新を連発してる選手に同じ質問をしたらどんな反応するか楽しみです。
指導者は何から学ぶか。
自分が子どもだった頃、自分を指導してくれてた指導者の方々はどこから指導論や指導方法を学んでいたのだろう、と思う今日この頃です。
自分の恩師にあたる方は20代前半でイタリアやブラジル、アルゼンチンなどに実際に足を運び、指導について学ばれていました。
そんな約20年前は、もちろんSNSなんてありませんし今ほどサッカーの指導に関する情報が溢れていたとはとても思えません。
そして今はどうか。
Twitterを開けば色んな方が指導法を述べ、Facebookを開けばトレーニングメニュー動画を見ることができる。
スペインではこんな指導があるらしい、イタリアではこんな指導があるらしい、
ブラジルではこんな指導があるらしい。
たしかにこのような「サッカー先進国」に比べたらまだまだ日本は「サッカー後進国」だと思うけど、僕たちのような日本人指導者が日本人選手(ここでは育成年代)に教えるときに気をつけないといけないことがあります。
それは・・・
サッカー先進国と呼ばれる国の指導法などをそっくりそのまま日本に持ち込んで日本人選手に指導すること、です。
スペインにはスペインの、イタリアにはイタリアの、ブラジルにはブラジルの文化や教育があります。
だから、日本人にそのまま当てはめて指導することは僕はナンセンスなのかなと思うのです。
では、指導者は何から学ぶべきか。
それは・・・
今まさに自分が指導させてもらってる目の前の子ども達です。
もちろん色んな指導法を学んだりすることを否定している訳ではありません。
ただ指導者にとっての1番の教材は目の前の子ども達であり、その子たちが上手くなるには何が必要かを知り、考えを巡らせ、またその子たちに還元する。
目の前の子ども達から学ぶ。
これが今回のブログの結論です。
お読み頂き、ありがとうございました。
活動自粛に関して
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、グラビスフットボールクラブでは活動自粛することを決断いたしました。
トップチームは4/20(月)まで、小学生・園児スクールは4/30(木)まで活動自粛することになります。
もちろん今後の状況次第では活動自粛の期間を延長することも充分考えられます。
4/3(金)現在、滋賀県では8名の方の感染が確認されています。
数字だけを見るとまだ少ないなと感じると思います。
ただし、いつ誰がどこで誰と接触してるかわからない世の中で、潜在的な感染者はまだまだおられるかもしれません。
リスクを冒して活動する意味がない、という判断をしました。
トップチームに関してはまだリーグ開幕の日程も発表されてませんし、僕らが活動自粛する中、他のチームが活動して差をつけられたらどうしようという不安や焦りも全くありません。
今はリーグ優勝とかより大事なことがあると思います。
まずは「人命」を守ること。
この新型コロナウイルスのやっかいなところは「被害者になると同時に加害者になる可能性がある」ということだと思います。
イタリアでは都市部の若者が地元の地方に帰ったことにより感染者数が激増したと聞きます。
身近な人を守るためにも自分が感染しない行動を心がける。
これに尽きると思います。
3月末に開催したスクール卒団試合の時の子ども達の笑顔を見ると、活動自粛という決断は本当に辛かったです。
僕らもガッカリしたし、子ども達はもっとガッカリしたかもしれません。
でも、人命や健康が最優先。
トップチーム、スクール両方でみんながサッカー・フットサルを楽しめる環境が整うまで少し辛抱です。
卒団卒業おめでとう!
3/30(月)にグラビスフットボールクラブ小学生スクールの卒団式を行いました。
卒団式とは言うものの、みんなで集まって学年ごちゃ混ぜでたくさんゲームばっかりしようぜ!って形のものです。
今年は6名の選手が卒業しました。
在籍歴の長い選手で6年間、短い選手でも2年間ほど、「みんな最後までグラビススクールに通ってくれてありがとう!」という言葉しかありません。
最後の卒団セレモニーでは1人1人にこれまでのスクールでの事やこれからの事を話してもらいました。
中には卒団の寂しさからか号泣する選手もいて、もらい泣きしそうになってしまいました。
そして、みんなの口から出てきた「スクールが楽しかった!」という言葉。
その言葉を聞けて僕たちスタッフはこの仕事に携われて本当に幸せだし、彼らの成長を見守ることができて本当に感謝しかありません。
卒業おめでとう!!
こんな時だからこそ
新型コロナウイルスの影響により、3/23(月)にグランド開放という形で活動しました。
自由参加。
今回もたくさんの子どもたちがグランドにサッカーをしに来てくれました。
この御時世でグランドに子どもたちを送り出してくださる保護者様に感謝です。
この日もひたすら試合を繰り返し、学年に縛りをつけず、高学年は低学年から容赦なくボールを奪うし、低学年は負けじと高学年に挑む。
普段のスクール活動では、クラス分けをして更にそこから基本的に学年分けを行い練習するので、あまりない機会で子どもたちも夢中になってプレーしていました。
このような普段通りの練習ではない、いわば遊びのサッカーのような状況だからこそ真剣に夢中になってプレーできる選手が大きく伸びていく選手なんだろうなと、ふと思いました。
6年生は来週月曜日の活動が最後となります。
次のステージへしっかりと送り出したいと思います。
感謝
グラビスフットボールクラブのスクールでは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため3月15日まで活動を自粛してました。
活動自粛期間を終えてもコロナウイルスの感染拡大は治らず、とうとう滋賀県でも感染者が確認されています。
そして活動自粛の延長をすることしました。
ただし、街のサッカークラブとして子ども達が外で思いっきりサッカーを楽しむ機会や環境が必要だと考え、グランド開放という形で活動を少しずつ再開することを決断しました。
何人の子ども達が来るかな
保護者の方は送り出してくれるかな
色んな不安がありました。
グランドで開放開始時間を待ってると続々と子どもたちの姿が見えてきました。
やはり、みんな家にいるだけじゃストレスを感じているのでしょうね。
ひたすら試合をする子達。
グランドに来てくれた小2〜小6まで学年の垣根を越えて、サッカーを楽しむ子ども達の姿を見て嬉しくなりました。
試合を見てると、ある子が
「コーチも混ざってよ!」と。
動く予定はありませんでしたが、そのような言葉を気軽にかけてくれるくらい自分と子どもの間のハードルみたいなのが低いことが嬉しかった。
そのあとは汗かくくらい楽しませてもらいました。笑
このような御時世に子ども達をグランドに送り出してくださった保護者様に感謝です。。。
また、普段から指導をさせてもらえることに感謝しないといけないし、何より「日常」に感謝しないといけないなと。
このコロナウイルスの騒動を通して痛感しております。
グラビスフットボールクラブのスクールは現在、コロナウイルスの影響で週一回の活動をしております。
4月1日より通常の活動に戻ることを予定しています。