指導者は何から学ぶか。
自分が子どもだった頃、自分を指導してくれてた指導者の方々はどこから指導論や指導方法を学んでいたのだろう、と思う今日この頃です。
自分の恩師にあたる方は20代前半でイタリアやブラジル、アルゼンチンなどに実際に足を運び、指導について学ばれていました。
そんな約20年前は、もちろんSNSなんてありませんし今ほどサッカーの指導に関する情報が溢れていたとはとても思えません。
そして今はどうか。
Twitterを開けば色んな方が指導法を述べ、Facebookを開けばトレーニングメニュー動画を見ることができる。
スペインではこんな指導があるらしい、イタリアではこんな指導があるらしい、
ブラジルではこんな指導があるらしい。
たしかにこのような「サッカー先進国」に比べたらまだまだ日本は「サッカー後進国」だと思うけど、僕たちのような日本人指導者が日本人選手(ここでは育成年代)に教えるときに気をつけないといけないことがあります。
それは・・・
サッカー先進国と呼ばれる国の指導法などをそっくりそのまま日本に持ち込んで日本人選手に指導すること、です。
スペインにはスペインの、イタリアにはイタリアの、ブラジルにはブラジルの文化や教育があります。
だから、日本人にそのまま当てはめて指導することは僕はナンセンスなのかなと思うのです。
では、指導者は何から学ぶべきか。
それは・・・
今まさに自分が指導させてもらってる目の前の子ども達です。
もちろん色んな指導法を学んだりすることを否定している訳ではありません。
ただ指導者にとっての1番の教材は目の前の子ども達であり、その子たちが上手くなるには何が必要かを知り、考えを巡らせ、またその子たちに還元する。
目の前の子ども達から学ぶ。
これが今回のブログの結論です。
お読み頂き、ありがとうございました。