考える習慣
サッカー指導者に限らず、子どもに何かを教えてる人なら必ず経験したことがあると思います。
「コーチ、トイレ行ってきていいですか?」
この質問。
僕自身も指導を始めてからこの質問を何度も子どもたちからされてきました。
だから僕はいつも子どもに聞き返します。
「行ったらあかん、って言ったらそこでお漏らしするん?」って。
そしたら子どもは
「えっと、、それは、、」
みたいな感じで返答に困ります。
僕としては子どもがいつトイレに行くかなんてどうでも良くて、トイレに行くのなんて本当に小さい話ではありますが、「自分で何かを決断すること」、これが苦手な子どもが多いような気がします。
これってサッカーの試合中にも現れていて、試合中に何をしていいかわかっていない子や何もしようとしない子ほど、トイレの質問をしてきます。
グランドに来る時間を自分で考える
水分を取るタイミングや量を考える
練習の意味を考える
自分のプレーの振り返りをする
などなど
毎日の練習の中で考える習慣をつけることは全然可能ですよね。
ただこれも大人が子どもに強制するのではなく、仕向けていくことが大切だと思います。
最近、子ども達にリフティングの課題を出してますが、リフティングが何回できるかどうかはどうでも良くて「昨日よりも1回でも多く出来る様に挑戦してるか」を僕たちは見てます。
実際に何人かの子どもはグランドにいつもより少し早く来てリフティングの練習をしてます。
おそらく、お母さんに「ボール蹴りたいからいつもより10分早く送ってほしい」としっかり伝えてるのでしょう。
子どもなりに考えた末の些細な行動を見逃さないようにしていかないといけないですね。